SEM-IT代表のところに届いた「Amazonのアカウント停止」のメッセージです。
もちろんウソのメッセージで実際にはAmazonから届いたものではありません。
焦らせて判断を急がせるような内容は詐欺の可能性が非常に高いです。
判断を鈍らせる心理的な要素もあるのでしょう。
一呼吸おいて、よく中身を見てみることが重要です。
こういったメッセージに添付してあるURL(インターネットのアドレス)にはタッチしてアクセスしないでください。
アクセスすると、Amazonと似たような画面になっていますが、入力したログイン情報を盗むのが目的なのです。
こういった行為を「フィッシング」と言います。
これら詐欺まがいのメッセージの見分け方です。
現時点ではいくつかパターンがありますのでこれらに注意してください。
①SMSで届く不明な番号のメッセージ
SMSとは「電話番号」だけでメッセージが送れる仕組みです。相手は11桁の電話番号(実際には先頭の3桁を除く8桁)を適当に選んで送信しています。
送信先が分かって送っているのではありません。
iPhoneの場合メッセージアプリの送信ボタンが「緑色」になっていて文字を入力する部分に「SMS/MMS」と表示されています。iPhone同士の場合は「青」で「iMessage」となっていますので違いを判断できます。
もちろん、iPhone以外のスマートフォンや携帯を使っている人は、SMSで届くと思いますが、たいていの場合は電話帳に番号が登録してあると思いますので、相手の名前が画面に表示されるはずです。番号が登録されているのに表示されない場合は怪しいと思ってください。
②URL(インターネットアドレス)が付いている
企業がサービスでSMSを利用する目的は「二段階認証のコードを送る」ことです。
メッセージの中に4〜6桁の英数字が書いてあり、英数字を別の画面で入力することで本人確認をするのが目的です。このコードもこの時のみに利用できるものなので紛失しても問題ありません。なので、このコード以外のアドレスが書いてある場合は要注意なのです。
③相手先の名前が書いてあるが怪しい場合
最近のSMSではあらかじめ送信者の名前を入れて送信する場合もあるようです。そのため、上記①のルールに適用されない場合もあります。しかし、②のルールの通り「URL(インターネットアドレス)が記載されている」のであれば、怪しいと判断して無視してください。
概ねこれらの内容を把握しておくと怪しいSMSを判断できると思います。
とはいえ、これら詐欺は日々新しい手段を産み出してきます。この情報も日が経つことで意味が無くなるかもしれません。出来る限り新しく正しい情報を入手すること、信頼できる相談先を確保しておくことが身を守ることで重要になります。
最後に、Amazonの場合はどのようなメッセージを送っているのかを確認することが出来ます。
Amazonショッピングアプリの場合、下部のメニュー[≡]をタッチ、[アカウントサービス]をタッチ、スクロールさせて[メッセージ]をタッチ、最後の画面で送られているメッセージをタッチ。Web版は[アカウントサービス]から同じようにたどれます。
なお、e-mailで届くものに限られますが怪しい内容を判断できます。
Amazonでは怪しいメールの見分けたなどを公開しています。
この機会に目を通しておくと良いでしょう↓
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