CADソフトの延命1
Windows98でPDF印刷&USBメモリを認識
Windows98で動いていたCADだが、使えるプリンタがなくなったのでどうにかならないか?
近隣の友人からの依頼で、たいそう前に購入したCADソフトの延命の相談を打診されました。 送ってもらった写真を見ると…これまた凄いマシンが…
VALUESTAR U VU50L/35B 2000年発売 20年選手のおじいちゃんレベル。
CPU AMD K6-2 500MHz メモリ最大 256MB !?
こんなので充分動くのだから最近のOSの重さって…グチグチ
元プリンタメーカ技術者としてWindows98のドライバ提供は流石に難しいことも承知。
消耗品も手に入りにくくなるのは当然で対応プリンタを探すのは難しいと判断。
簡易の対処として「PDFを印刷出力してUSBメモリ経由で別のPCで印刷」を提案しました。
しかし、これを適用するのも「素」のWindows 98のPCには苦行でした。
- USBはMasStrageDriveのドライバが未導入(あたりまえ)
- CD-ROMドライブは稼働しないのでドライバ入れられず
- FDには気が回らなかったので準備しておらず…そもそもディスケットの準備が…
意気揚々と1時間かけて向かった先で何も出来ないとは面子が立たない。
助かったのは、NICが追加搭載されていてイーサネット接続することが可能だったので、他のPCでドライバの在処を検索。Windows 98からURLを直打ち込みでしてドライバをダウンロードしました。なんとかUSBメモリを認識させることが出来ました。(ドライバは下部参照)
これにより、当面はPDFのやりとりで印刷の代替は出来るようになりました。
Windows98の環境では以下が注意と学習しました
- USBマスストレージが標準では無いのでドライバをFDとCDで準備しておく
- NICをPCIカードやPCカードにて準備しておく
今後準備するようにします。
利用したツールはWindows98(初期)で稼働する以下のものです。
■PDF印刷ソフト:PrimoPDF■Acrobat Reader:Ver. 5.01FTPサーバからダイレクトにダウンロードする。(Download Managerが使えない)■Windows98向けMasStrageDriver
当時のCAD製品は物理的なドングルによるプロテクトがかかっています。そのドングルをみると「アンフェノール 36ピン」でした😅。うーん、PC-9801から流れを汲むプロテクトキーなのですね。DOS/VはD-SUB 25ピンが基本なので、3mのプリンタパラレルケーブルの先に接続されています。(プリンタは繋がっていません)
さらに調べると、このドングルを提供していたメーカ(十条電子株式会社)は2014年に廃業!?
詳細を調べることも難しくなってしまいました。
結果的にCADが稼働するプリンタポート付きのPCを確保しなければなりません。
「CADソフト自体を買い換えれば良いじゃ無い」と言うことが一般的な解決方法なのでしょうが、コスト面で投資が非常に厳しい中なので延命処置を講じていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿